ADB中尾総裁・AIIB協調融資を来春にも

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中国、政策発動の余地ありハードランディングない=中尾ADB総裁 2015年 11月 12日 15:15 JST
http://jp.reuters.com/article/2015/11/12/adb-idJPKCN0T10D920151112
https://web.archive.org/web/20151112063115/http://jp.reuters.com/article/2015/11/12/adb-idJPKCN0T10D920151112

[東京 12日 ロイター] - アジア開発銀行(ADB)の中尾武彦総裁(元財務官)は12日、都内で講演し、中国経済について「財政・金融政策の発動余地がある」ため「ハードランディングはない」との見解を示した。中国主導で設立準備中のアジアインフラ投資銀行(AIIB)との協調融資を来春にも実現したいとの意向を強調した。

<AIIBとの協調融資に意欲>

 中尾総裁は、中国の当局者が「過剰投資を恐れ、ケインズ的(財政)政策には消極的」だが、「一定の経済成長率を維持するためには財政・金融政策を発動する」との見通しを示した。
 AIIBの初代総裁に内定している金立群・元ADB副総裁とは、「需要の多いインフラ資金を出していく、国際基準を重視する、協調融資を進めるといった点で合意している」と指摘。
 AIIB初の案件をADBとの協調融資にしたいとの意向を伝えていることを明らかにした。
 中国は、日米主導のADBに対抗する形でAIIBを設立するが、中尾総裁は、中国が現在もADBからの借り入れを希望しており、ADBは今後も対中融資を継続すべきと強調。「ADBによる融資は中国の環境案件などに活用されており、中国を正しい政策に誘導するためにも融資継続が必要」と説明した。
 ミャンマーでアウン・サン・スー・チー党首率いる最大野党、国民民主連盟(NLD)が政権を取ることが確実になったが、これまでの軍事政権下で「テイン・セイン大統領はマクロ経済を安定させてきた」と評価。新政権も「市場経済重視を続けて欲しい」と期待した。
(竹本能文)
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以前にこの記事を紹介したことがあります。

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ADB総裁、AIIB総裁候補と合意 協調融資を選定 北京=斎藤徳彦2015年9月21日19時41分
https://web.archive.org/web/20151112062911/http://www.asahi.com/articles/ASH9P63BLH9PUHBI02L.html
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中尾総裁は、中国が現在もADBからの借り入れを希望しており、ADBは今後も対中融資を継続すべきと強調。
「ADBによる融資は中国の環境案件などに活用されており、中国を正しい政策に誘導するためにも融資継続が必要」と説明した。
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この中尾総裁の発言は、かなり大きな意味がありますね。

因みにADBの拠出金については、以下のリンクに書いてあるとおりです。
◆拠出金名:アジア開発銀行(アジア開発基金(ADF))拠出金
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/shiryo/sonota/k_kikan_24/pdfs/092.pdf

要するに、日本が一番出しています。勿論、税金です。


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安倍首相、インフラ投資でAIIBへの対抗姿勢鮮明に 米CNNに寄稿
https://web.archive.org/save/http://www.sankei.com/world/news/150606/wor1506060033-n1.html

(抜粋)
首相は「成長を持続させるため、発展途上国には質の高いインフラが必要だ」と指摘。耐久性、費用対効果、環境への配慮といった面から、日本が主導するインフラ整備の有効性を強調するとともに、今後5年間で1100億ドル(約13兆8千億円)の支援金をアジアに供給する考えを示した。
また、2030(平成42)年度に温室効果ガス排出量を13年度に比べて26%削減するとの新たな目標をサミットの場で提案すると表明した。
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5年間で1100億ドル(約13兆8千億円)を行う訳なんだけど、その行き先は気になりますよね。まあ、JICA辺りを経由してインフラ案件として使われるでしょう。
では、ADBはどれくらいの出資能力を持つのでしょうか?

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安倍首相「アジアインフラに13兆円」 ADBと連携
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDE21H07_R20C15A5MM8000/

(抜粋)
安倍晋三首相は21日、第21回国際交流会議「アジアの未来」(日本経済新聞社・日本経済研究センター共催)の晩さん会で演説した。「質の高いインフラをアジアに広げていきたい」としてアジア開発銀行(ADB)と連携し、アジアのインフラ整備に今後5年間で約1100億ドル(約13兆2000億円)を投じると表明した。技術協力や人材育成などを重視する「日本流」の貢献を強く打ち出した。
アジアのインフラ整備について首相は「毎年100兆円にも上る旺盛なインフラ需要がある。日本はファイナンスの面でも大きな役割を果たしていく決意だ」と強調した。
ADBが融資能力を5割増やす方針に触れたうえで「国際協力機構(JICA)がADBと協力してインフラ整備に融資や出資する新たな仕組みを設ける」と表明。ADBの出資能力は従来の3倍に増えると指摘した。
さらに「日本政府も民間と組んでインフラ整備を進めるアジア各国への支援を拡大する」として今後5年間で4兆円を超える支援に取り組む考えを表明。一連の支援は現在より3割増の総額約1100億ドル規模とした。
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ADBの融資能力を5割増やし、出資能力は従来の3倍に増えると言及していますね。

その出資能力がAIIBとの協調融資になると言う事は、私達の税金がAIIBに流れる事になりますね。

で、思うんですが確か中国包囲網としての話はどう整合性が付くのかおっちゃんは全く分かりません。

その中で1つだけ分かることは、消費税が10%前提に軽減税率の話が世の中を駆け巡る状態ですね。
でもこの支援金は果たして真っ当な税金の使い方だったのかどうか位は考えたい所だね。
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